KORG 01/W FD現代でも通用する普遍的なワークステーション
KORG 01W KORGがM1の後に作ったシンセサイザーです。オールインワン(ワークステーション)シンセサイザーとして、正常進化したシンセサイザーです。最大ボイス数も16ボイスから32ボイスへと楽曲デモを作るのに最低限の数になり実用性は高いです。
音質はデジタルの荒々しいところが残るM1よりもスムーズな音で優等生的で、音がおとなしくて、当時はつまらなく感じていましたが、現在聞き直してみると普通にいい音しています。
明らかにM1や T3などに比べてHiFiです、ウエーブ・シェイピングで倍音を加算できるために元の波形が中高音が強調されていないので、フィルターを開けた時の少し雑多なLoFiのガキガキとした音ではないのですが繊細なオケに溶けすぎず際立ちすぎない使いやすい音でなかなか使えます。
現在のシンセの使い方としてはM1の方が音のほうがフィルターを開けたりするとギザギザなデジタルが感じが使い道が多いですね。
発音数も32声でDOUBLEモードでも16声使うことができるので実用性は高いです。エフェクトも今となってはやや演算が粗い感じですが、雰囲気は作っていけます。
ソフトシンセではM1が基本になっていますが、01/wでもいいのかなとは思いますね。
名機になれなかった惜しいシンセです。当時は便利で使いまくったんですけどね。
01/wはシーケンサーが7000ノートで電池でバックアップされていますが、01/wFDは 48000ノートですが、フロッピーにいれないとバックアップできないとか、01/wFDの後期型はSMFなったとか、調べると色々当時は気にしないで使ってたことがありました。
もっと使えばよかった良いシンセサイザーでしたね。
メーカー:KORG(日本) |
機種名:01/W FD |
製作年:1991 |
音源:32音、digital |
機能:display,sequencer,Arpeggiator |
鍵盤:61鍵、velo,aftertouch |
インターフェイス:midi |
寸法(mm) :W1059 x D344 x H11 |
重量:13.9kg |