Studiologic Sledgeキーボードの部品メーカーがWaldorfに設計依頼して作り上げたシンセサイザー
Waldorfが設計するとマニアックになり過ぎのシンセサイザーを作りますが、そこは鍵盤の老舗のプロデュースしたシンセだけあって、使いやすいシンセになっています。ツマミは指の太く手の大きな外人でも操作しやすい大きなツマミ、少ない文字数で分かりやすい表示部、階層の浅い操作、特徴的なウェーブ・テーブルのオシレーターを1つにしぼり、通常のオシレーターを2つ備える、複雑なフィルターをパラレルやシリーズに出来ることがWaldorfのQやWaldorfのBlofeldなどは特徴ですがこのSledgeはマルチ・モード・フィルターだけで簡略化されています。必要なコーラス、フランジャー、フェーズ、ディレイ、リバーブなど必要十分のエフェクターも内蔵しています。結果として、コンピュータなどを使わなくても、音がつくりやすく、その割に複雑な変わった音もつくりやすく、他人が作ったオリジナルの音をエディットしやすいというシンセサイザーとして仕上がっています。
アップデートでデジタル・シンセサイザーならでは機能と性能も変わります。細かい変化もとてもたくさんあるのですが、OSがVer.1で8Voice、Ver.1.5で16Voice、Ver2.0で24Voiceというのも驚きの一つです。最初はあまりいじらないで、スペックでつまらないと決めつけていましたが、知り合いの作ったSledgeをふれる機会があり、やはり太く変化の大きいすばらしい機材だと思い知りました。
メーカー:Studiologic(ドイツ) |
機種名:Sledge |
製作年:2013-1-11 |
音源:24音、digital |
機能:effect,Arpeggiator |
鍵盤:61鍵、velo,aftertouch |
インターフェイス:midi,usb |
寸法(mm) :W970 x D405 x H110 |
重量:8.3kg |