Moog Sub37

Moog Sub37

Minimoog Voyagerの元気でやんちゃな弟分

目下のところモノシンセ一番お気に入りです。オシレーターこそ2つですが、それぞれにサブオシレーターを持ち、シンクもします。ツマミが多く、分かりやすい配置で、音作りはしやすいです。パラメーターも裏コマンドを使うとかなり細かく、マニュアルを見るまでは、こんな芸達者だとは思いませんでした。

基本的にモノですが、鍵盤の低音優先と高音優先のDUOPHONICで、アルペジエーター、シーケンサーとメモリーは256プリセットと機能はもりだくさんです。特筆すべきはその音色です。ベースよし、リードよし、効果音よしで、すばらしいです。

Moogらしいファットでウォームな音色もありつつ、MIXER部にフィードバック回路で破壊的なディストーションを生み出せたり、MULTIDRIVEでエッジを効かせたり、ウォームなドライブ感を作ったりできます。この二つは秀逸です。フィルターも伝統的なMoogローパス・ラダー・フィルターに4段階のスロープ選択機能をプラスしたものです。現代のアナログ・シンセサイザーの特質持ち味を活かせる、銘機だと思っています。

メーカー:Moog(アメリカ)
機種名:Sub37
製作年:2014
音源:2音、analog
機能:
鍵盤:37鍵、velo,aftertouch
インターフェイス:
寸法(mm) :W679 x D375 x H171
重量:10kg